西川 正 著
ジャンル:社会・歴史
四六判、並製、304ページ
価格:¥ 1,800+税
ISBN 978-4-907239-23-7
「遊び」「公共」「コミュニティ」をキーワードに「お客様」時代の公共マネジメントを考える
Tweet何かをしてみようという気持ちが生まれてくる公共空間とは?
権力に頼ることなく、自由を感じながら生きていける、そうした暮らしや社会は、どうすれば作れるだろうか。
コミュニティワーカーとして「おとうさんのヤキイモタイム」などを提唱してきた著者が、全国の「あそびの生まれる場所」を紹介しながら、「お客様」時代における公共空間のありようを考える。
はじめに 「何かあったら困るので……」
第1章 「サービス社会」の風景
子どもと遊びの現在
サービス産業化の中の子育て風景
「禁止」の生まれる構造
2つの新しい公共
「話す人の心は聞こえてこない」
第2章 焚き火の風景
おとうさんのヤキイモタイム
煙の向こうに見えるもの
「一緒につくる」ことの意味
落ち葉の遊園地
「道」が「通り」に変わる時
第3章 遊びの生まれる風景
北浜こども冒険ひろば
一畳プレーパーク
子育てひろば「ぶりっじ@roka」
フキデチョウ文庫
こどものたまり場・大人のはなす場「かっちぇて」
コミュニティハウスひとのま
彩星学舎
のおがた未来cafe
NPO法人なかよしねっと
NPO法人暮らしネット・えん
高知こどもの図書館
深谷シネマ
わらしべの里共同保育所
興望館
川口自主夜間中学
第4章 対話の風景
焚き火のできるまちへ
プレーパークという試み
「保育」をささえるもの
「私のだいじな場所」になる運営
「コミュニティワーク」という仕事
「公共は発生する」
あとがき
コミュニティワーカー、特定非営利活動法人ハンズオン埼玉理事。1967年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、NPO支援センター事務局長などを経て現職。趣味は、「カブリモノ」の作製と道端に七輪やこたつを置いて遊ぶこと。本書は初の単著。